過去世その1:細マッチョなバイキング
いよいよ誘導によって過去を見ていくわけですが、ドキドキ☆
はじめのうちはなーんも見えません💩
セラピストが優しく問いかけてきます。
何が見えますか?
・・・何も見えません。
足元はどうですか?何か履いていますか?裸足ですか?
・・・何も履いていません。
部屋の中にいますか?それとも外に出ていますか?
・・・中にいます。
お?段々と何やら手応えが出てきた。なんとも不思議な感覚。これって本当に幻想でなく前世なのか?でもセラピストは疑わないことが大事って言ってたしな。。
その後もセラピストによる質問の誘導は続き、
どうやら昼間だけれど日の光の入らない薄暗い何もない部屋に一人ぼっちで、床にうなだれて座っている男性・・・という情景が見えてきた。まるで牢獄にいるような。でも手錠がかけられているわけではない。囚われているのか?自分の生活している場所なのか?
うーむ。この状況は分からぬ。と思っているとセラピストから次の質問。
感情はどうですか? どんな気持ちでいますか?
・・・うーん、今どうしようもない感じだけど、ま、こうなったのは自分のせいだからしょうがないか。という諦めの境地です。 ←何事よ(笑)
それではもう少し前にさかのぼって、その状況の原因となった場面に移りましょう。3・2・1…(誘導催眠カウント)
・・・何が見えますか?
そこで見たものは、なだらかな丘の上に立ち、遠くを眺め、一人ポツンと佇んでいる男性。白い布をまとい、頭に角をつけた赤毛のバイキングでした。手には長い棒を持ち、棒の先端には石がくくりつけられている。バイキングって筋肉バッキバキなイメージだけど、私の場合は背は高く細身。でも程よく鍛えられた感じの肉体。脱ぐと凄いのだろうか・・。 ←しばし過去世の自分の姿に酔いしれる(笑)
なんだか表情は寂しげですね。
ではその感情を味わってみましょう。 3・2・1…
次の瞬間!
自分でもビックりするくらいぶわっと!どわっと!涙がとめどなく溢れでてきて号泣。
えっ?!ええっ?!なんだこれ?
なぜ自分が泣いているのか、泣いてる理由が全く分からない。でもね、
ただただ悲しいから泣いているのよーーーー!(´;ω;`)
不思議すぎて初めてすぎて、もうね、パニックよ!
でも前世療法ではよくあること。セラピストは慣れた口ぶりで、「蓋をしていた潜在意識が出てきましたね」と言いながらティッシュを渡す。手足も動くし、セラピストと会話はできるし、自分が今どこで何をしているのかもわかっているのに、だのに、泣いてる理由がわからん!なんやこれ!
潜在意識がコンニチハと顔を出したところで、じゃんじゃん深堀っていきます。
この泣いている原因となっている少し前の出来事に遡りましょう。 3・2・1…
石畳、石でできた建物。そんなに高くはない。町にいるようです。そこで生活している人もいれば、買い物しにきている人もいる。道を人とすれ違いながら歩いている。食事をする場所もある。ドアがなかったり、開け放しにしているので、食事ができる場所かな?建物の中が見えます。
では気になる場所へ行ってみましょう。
通り沿いの家に入る。どうやら自分の住んでいる家か、馴染みのある家のように感じる。長い白髭の生えた老人がベッドに横たわっていて、年老いた女性一人とその娘と思われる女性が一人、男性のそばで下を向き悲しそうに泣いている。
その瞬間、あ、自分の父親だ。と分かった。でもその場では不思議なことに悲しい感情もなく、亡くなったんだな~と見下ろしている。老衰だし、人生全うしたんならいいんじゃない。といったドライな感情。
さっきまで号泣していたのが噓のよう。
丘の上で感じた感情と亡くなった父親の死を目の当たりにした時の感情が真逆すぎて、矛盾ありすぎなのだが、これの関連性を探るとなると、後々悲しみが出てきたのだろうか。
前世療法をやっていると、つじつまの合わないこともしょっちゅうだそう。それは同じ前世を見ていると思っていても、別の前世に飛んでいたりするからなのだそう。
私の場合はどうだったんだろう。見た目はバイキングで変わらないから同じ過去世だとは思うけど。ベッド上の亡くなった父を見たときは、感情が追い付いていなかっただけなのだろうか。
現世の過去:退行催眠で幼少期にも戻ってみた
そもそも「なぜまだ独身なのか」ってところが知りたいのに、バイキング時代を見せられてもどうもしっくりこない。そう思っていると、
では、バイキングでの前世と関わりのある、現世の過去まで戻ってみましょう。3・2・1…(流石プロである)
次は10歳くらいの幼少期の現世の自分に戻っていた。実家の廊下でノートと鉛筆を持ち、チェックの長袖のシャツにジャンパースカートを着ている。季節は春か秋だろう。
もうすぐ夕方になりかけの昼間、キッチンに面したリビングでは父がテーブルに足を乗せて、テレビを見ている。姉は子供部屋に。母は2階にいるようだ。そろそろ夕飯の準備に1階に下りてくるだろう。
つまらない
虚無感が子供の私に猛烈に襲いかかってきた。
そして次の瞬間、「なぜまだ独身なのか 」の原因が、父との関係にあることを悟った。
ろんふみちゃん、お父さんに話かけてみようか。お父さんに言いたいこと、ろんふみちゃんが今までお父さんに言えなかったこと、たくさんあるよね?
10歳の私はリビングで寝そべってテレビを見ている父の前にはだかり、今まで父に対する思いのたけをぶつけた。
「なんで相手にしてくれないの?一緒に遊んでほしいのに!友達のお父さんは旅行に行ったりドライブ行ったり山登りしたり楽しそうなのに、なんでお父さんはなにもしないの?私は寂しいよ!!!」
やっと吐き出せたことでまたしても号泣。ただ、バイキングの時とは違い、泣いてる理由がわかる涙である。悲痛な何十年も溜め込んでいた胸の内。でも内なる声に気づかず、私は平気だ、大丈夫だって思って過ごしてきた。そんな感情を持っていたなんて、ただただびっくり。ないがしろにしてきてごめんね、幼き私。
私の父は、父親らしいところは1ミクロンもなく、常に独身を謳歌しているような人であった。子供の成績やイベント事には興味がなく、子育てはいつも母がしてくれていた記憶しかない。しょっちゅう飲みに行っては遅く帰ってくる。家では威張っているのに、母がほんの数時間外出するだけで「何時に戻ってくるんだ?昼メシはどうするんだ?」と一人では何もできない。喧嘩はしないまでも、そんな両親を見て育った私は、幼心に「なぜお母さんは、お父さんと結婚したの?幸せなの?」ってよく思っていた。
そのうち、結婚する時は失敗しないようにしよう。と、強く思うようになった。これまでに何度か結婚のチャンスはあった。みんな良い方たちばかり。だけど踏み切れなかった。そろそろ結婚の話になりそうだ、とか、恋人が結婚のことを考えてそうだ、と分かり始めると、自ら「他に好きな人ができた」と言って別れていた。
私は結婚に慎重になりすぎたあまり、逃げてきた。
父との関係性かぁ・・ なんとなく気づいてはいたけど、潜在意識レベルで思った以上に根深い問題だったのね。。
とまぁ、あっという間にここまででかれこれ2時間半くらいセッションをやっていたわけですが、セラピストから、この後の父親とは喧嘩をしてほしいが、時間もないので、①喧嘩するか、②喧嘩するのは自宅に戻ってからの宿題とし、イギリス人としての過去世をみるかの選択を出され、②イギリス人の過去世を見に行ったのでした。
過去世その2:超絶白くて美しいイギリス人女性
イギリス愛と執着心が半端ないものを持っている私。それは前世鑑定で理由が明らかになったわけだけど、何度もイギリスに生まれ変わっていて、例えそれが労働者階級で貧乏な男性であったり、田舎の野良仕事に明け暮れる主婦であっても最終的には幸せな死に方をしていたというものだった。なので、また別のイギリスでの前世が見れるのをワクワクしていた。
バイキングと10歳の幼少期では、結婚していない理由を探るための療法だったが、今回は単純にイギリス人としてめちゃくちゃ最高な過去世へ戻ることにした。
3・2・1…
よく手入れされた芝の庭園があり、なだらかな坂になっている。その坂の上に石造りのお屋敷がある。素敵な光景。この時代では私は金持ちに生まれていたのね!お手伝いさんでなければ・・
さて私はどこだろう。
屋敷に向けて庭を歩いていると、途中円になった噴水の淵に女性が4名腰かけており、水をすくい撫でたり庭の景色を楽しんだりして、リラックスして過ごしている。簡易的な服装をしていたので、寝間着だろうか。それとも部屋着だろうか。時間帯は朝のようだ。
女性に近づいていくと、ひときわ綺麗な女性と目が合った。私の前世である。バイキングも幼少期の私も意識はその中にあり、そこから景色を見たり感情を味わったりしていたのに、このイギリス人女性とは個対個での見方となっているのがまた不思議。セラピストが誘導する時に「感情を味わいましょう」ではなく、「会いに行きましょう」と言ったからだろうか。
女性は優しく微笑み、ただただ美しい瞳で私を見つめている。
とても綺麗だ✨
素直にそう思った。色も白く、髪の毛も白に近い金髪。まるでアルビノのような不思議な魅力がある。そして細い(笑)ドレスから垣間見れる足首やスラっと長い腕や指先、そのどれもが美しい。まだ10代後半~20代前半だろう。しかし、若いながらも芯の通った自立心や賢さ、寛大な優しさが備わっていると一瞬で感じた。
大金持ちの子女で美人で聡明?
完璧じゃないか!
まさに最高、我が人生!
VIVA MY 前世💛
うははは~ わーいわーいヽ(^o^)丿 と浮かれているところに、セラピストから次の誘導へ
彼女が今のあなたにかける言葉があります。3・2・1…
次の瞬間、私はまたしても号泣してしまった。(これで3回目。こんなに泣いた日はないってくらい泣いている。)
私の顎下にそっと手を当て、こう言ってくれたんです。
「あなたならできるよ」と。
人生生きていく中で、やりたいことや我慢していること、思うように進まないことなどあると思います。セッションを受けた時の私は、やりたいことはある(エステ開業、副業成功)けど、殻を破れず日常の変わらない生活に戻っていました。その時にかけてもらった一言。まさしく一番かけてもらいたかった言葉、自分に一番ヒットする言葉だったのだと思います。
ま、そりゃそうかもな。潜在意識と繋がってるんだから。
前世療法を受ける上での注意事項
泣きすぎて疲れる。私の場合はこの一言に尽きるわ。(笑)
父に感じてた負の感情とか、そっと潜在意識にしまっておいた感情が出てきてしまったので、思い出したくなかったーなんて思ったり。でも対処法(宿題になりましたが)があるので、ちゃんと向き合って対応すれば、これから起こる出来事なんかが変わってくるそうなので、全然無駄ではなく私に必要な経験でした。
冒頭で述べた通り、トイレが近くなります。私もセッション中3回行きました。催眠状態になると、どこぞの神経が刺激されるのでしょう。セラピストから説明があったのですが、家で映画を見ていると仮定して、停止ボタンをおして、また再生ボタンを押すような感じのもの。トイレ休憩で中断しても、またすぐ過去世を見ることができるのでご心配なく。
過去世を見ている中で、見る過去によっては、見たくない場面に遭遇することもあります。例えば、自分が殺されるシーンとか、その逆も然り。どうしても苦しくなったら、無理に見続ける必要もないので、その場合は中断しておきましょう。
幸いにも私の場合は今回のセッションでは見ることはなかったです。
おわりに
結論、受けてよかった!過去にしがみつくわけではなく、自分の過去世を知ることで、自分の軸がさらに固まったというか。何より父との関係性の闇に気づけたことで、対処していけば道は開けるという希望が見いだせました。
セラピストからは、ちゃんと宿題(家で自分で前世療法やって、10歳の私と父とで大喧嘩をする)をやることを課されたわけですが、同時に私の場合は未来療法の方が向いてるかもと進められました。
そんなわけで、次に未来療法を受けることがあったら、またブログに書きますね。
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