~ 2歳児は泣いたり怒ったり脱走したり毎日が大変だ ~
うちは両親共働き。祖父母と一緒に住んでいたけど、2歳になった時に保育園に入れられました。
嫌でした。
先生もお友達もみんな優しくて好きだったけど
嫌でした。
集団の中にいるのが嫌。母と離れるのが嫌。家にいたいのに。着替えて準備して。。嫌なもんは嫌だ。
なので初めのうちは泣いてばかり。
2歳の私は4歳の姉がいて、生まれたときから姉がいるわけですよ。当たり前なんですが。つまり、「大好きなお母さんを独り占めしたいのにできない」歯がゆさがあるわけです!(姉に言わせれば、私が生まれてからというもの親も祖父母も親戚もみーんな妹ばっかり可愛がってたと拗ねていましたが)
当時幼稚園に通っていた姉は幼稚園のバス通園。母と一緒に姉を見送った後、私は母の運転する自転車の後ろに乗り、保育園に向かうという日々でした。この時間が母を独占できる唯一の時間!ということで、家を出るときは凄くウキウキしていて「早く保育園いこーよー!」と言っていました。で、いざ保育園に到着すると、今度は離れたくなくてギャン泣き。母も大変だったな~なんて。(笑)
2歳の私、過去も未来も考えていません。今この目の前に広がっている世界、瞬間瞬間をただただ全力で生きていました。
子供がキラキラ輝いて見えるのは、純粋にただ一生懸命に生きているからなのかもしれませんね✨
保育園へ向かう道中の自転車の後部座席で、母の背中を見ながら安心感と心地よさに浸りながら考えていたこと。
それは目に映る景色がいつもすごく新鮮で(同じ道なのに)、頭の中でぐるぐるぐるぐる色んなことを考えていたということ。
例えば、葉っぱが目に入ったら、「葉っぱは緑、緑はカエル、カエルいるかなー?でも雨じゃないからいないかー。この前は雨が降ってたからカエルいたよねー。」(その時ふと蝶々が目に入る)「私が好きなちょうちょは~」といった感じで、連想ゲームのような頭の中だったように思います。今なんてホケーっと過ごしてるので、当時の1/10も頭使ってないんじゃないでしょうか。
そんな私、ついに保育園を脱走しました!(笑)
先生とお友達が外で遊びに夢中になっている時を見計らい、出入り口の門は閉まっていたけど、横の隙間からこっそりすり抜け、「今だ!」と短い脚で猛ダッシュ!小さな大冒険!とにかく家に帰りたかった。一人で帰れるもんっ♪
でもそこは2歳。保育園から100mほど離れたところで分かれ道に差し掛かり、どちらに進めば良いか、迷う。そして急に不安になる。
→「たぶん・・・こっちだったはず、、、」と右に曲がる。(本当は左)
→急に知らない景色になり、更に不安になる。
→タイミング悪く水たまりにハマって滑って転ぶ。ギャン泣き。
→先生参上!(笑)
あの時の先生の慌てようと言ったら。。
手をつないで「もうこんなことしちゃだめだよ!」と優しく注意されながら、保育園に連れ戻されました。
当時の先生と母との日誌が残っています。大人になって読んでみると、脱走劇のことはもちろん報告されており
「もう保育園の外に勝手にいっちゃだめだよ。」と言ったら「うん!」と元気よく返事してくれましたが、本当に分かってくれたのでしょうか。。
と書かれていました。爆!
先生、ちゃーんと分かってますよ。だからあれから脱走しなかったじゃないですか。あの時先生が助けに来てくれたおかけで、あれ以上の怖い思いをせずに済みました。もうあんな思いはしたくないから、その後の保育園生活は大人しく過ごしましたとさ。
以上、生まれたときから2歳の記憶までのお話でした。小さかった頃の記憶は強く残っています。今なんて昨日食べた夕飯なんだったっけレベルですよ。(笑)
私はたまたま幼少期の記憶が定着して覚えているだけですが、断言できるのは、たとえ記憶になくてもみんなしっかりと大人以上に色々感情豊かに考えて生きてきているということ。
「子供だから」と適当にあしらったりしないでください。
そう、子供はみんな天才なんです。
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