TOEIC850点を机上の勉強そっちのけで取得した方法③

TOEIC900への道

~ TOEIC420点 → TOEIC525点 イギリス前編  ~

短大1年生の春休み、生まれて初めて外国に行きました。
学校で希望者を募り、アメリカまたはイギリスに1ヶ月間ホームステイし、学校が指定した外国の大学内に併設してある語学学校へ通うというもの。

なんてことない。
クラスメイト達と、留学斡旋会社の引率責任者の同行ありきなのだ。
英語が話せなくとも生きてはいけるというこの絶大なる安心感。(笑)

アメリカにも興味があったし、Brit RockのBlurやOasisが大好きだった私はイギリスにももちろん興味があったし。悩んでいたら、大のイギリス好きの親友が「それは絶対イギリスやろ」と発したことで、イギリス行き決定~♪

もうね、出発の前日の夜はワクワクとドキドキで遠足前の子供のように眠れませんでした。

ほして、無事にお初の海外、お初のイギリスに到着。
Canterbury(カンタベリー)というイギリス南東部、ロンドンから電車で2時間ほどのキュンキュン萌え萌えな素敵な町に1ヶ月ホームステイすることになりました。

当前ながら道に迷うことなく引率されるがままステイ先に連れて行かれ、その日はホストマザーに自己紹介をして終わり。
前々から用意して暗記しておいた自己紹介文章を棒読み。
「ハロー。ナイストゥミーチュー。My Name is ふみ。Please call me ふみ。」「This is ジャパニーズ スイーツ」

そしてお土産を渡して、あとはひたすらお得意の笑顔!


因みに一応英文科専攻なので、発音はちゃんとしとこうと思い、ふみ=FUMIのFの発音は下の唇を上の前歯にかけてそれらしく発声。どやぁ。


そしてそれからの1か月、私の名前はフューミーと呼ばれることとなる。

(その教訓を活かし、今では普通にふみ=HUMIの日本語音のままに自己紹介してます。)

ふぅーなんとか初日を乗り切ったわ~と思っていた翌朝、早速学校へ。しかしいざ家を出る前に事前に渡された地図を見てもサッパリ。イギリスの道は狭くて細かくて小道にもストリート名があって、、、まぁ、パニックです。(笑)今ならGoogle Mapに頼れるけど、当時はそんな便利ツールがあるわけもなく。。

涙目になっていると、私のイケてるホストマザーは、既に私のためにタクシー呼んでくれていました。本当は歩いていける距離だけど、迷うかもしれないからと。きっと今までも受け入れてきた子たちが迷っていたからでしょう。というのは今になって思うことだけど、その時はマザー=神に思えました。

タクシーが学校に到着したとき、私の脳裏によぎった疑念。「ここは本当に学校か?」というもの。何故なら”噴水”⛲がそこにあったから。「え?学校に噴水があるって普通なん?」「え?ここって本当は美術館とか歴史館とかじゃね?(実際にイギリスは普通に歴史的に古い建物が多く、そのように思えてしまう)」という不安がぶわーっと溢れ出してきて、これは何が何でも確認せねば!と。で何を血迷ったか、辞書ぶわーって調べて、噴水指さして「ふぁうんてん?ふぁうんてん?!!*」と運転手に向かって叫んでいた。(恥)
*ふぁうんてん=fountain=噴水
いやいや、見りゃ分かるっしょ、噴水であることくらい。ってゆー。
まるで噴水を初めて見て感動している人みたいな(呆)

そうですよ。その時の私の英会話力ときたら、皆無ですよ。あんた何年学校教育やってきたのー?これでも英語構文を頑張って暗記した時期あったやん?それ思い出して会話できんの?なんなの?単語しか言えんのかい!しかもfountainて。せめてschoolって言えや。って激しく自己突っ込み。


でもしゃーない。所詮はTOEIC420点。しゃべれんのやもん。

後編に続く

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